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なぜ現代人は感謝を忘れるのか?物質文明が生み出す弊害! [ご縁・感謝・調和]


現代人は、現状に感謝できず欲望が暴走しているとよく言われていますね。こうなる原因はいろいろとあると思いますが、物質文明の発達による人間関係の希薄化がひとつの原因だと僕は考えています。


野生の動物たちがそうであるように、またかつての人類が長い間そうであったように、本来の大自然で生きるということはとても過酷で、お互いが心を通わせながら、助け合ったり、分け合ったりして生きていく必要があるのです。


しかし現代は、家電、コンビニ、インターネットなど便利なものがあり、交通やインフラなども整備されているので、人と中身のある交流をしなくても生活が成立してしまうのです。そして、これが「ひとりでも生きていける」という錯覚を生み出し、感謝をしなくなる原因になるのだと思います。


物や環境さえあれば一人でも生きていけるような社会が形成されてしまえば、それを満たせるお金や地位に執着してしまう。また、心の隙間を埋めるかのように欲望が暴走してしまえば自分のことで精一杯になり、周りのことも考えなくなる。そしてつながりに感謝することをしなくなる。


権主義に走る人、犯罪を犯す人、精神を病む人が増えていますが、このような人間関係の希薄化が原因となっている場合もあると思います。そういう人ほど、「自分のことを分かってくれる人はいない」と言いますが、とても危険だと思います。より人間関係が希薄化していくのです。


松下幸之助さんの言葉をシェアします。

『きょうこのごろの世の中、心のぬくもりの何とうすくなったことか。頭がよくて、口先が巧みで、理が立って、それでなお寒々とした心の気配しかつたわらない人の何と多いことか。そうした人と人との交わり。そこには、ジーンと胸にひびく感動もなければ、互いに募い寄る情感も生まれてこない。感謝の心がないのである。ありがたく思う心がうすれたのである。米一粒にも天地の恩を感じ、人の情けに涙したあの日本人の心のぬくもりはどこへ行ったのであろう。音もなく崩れゆくこの日本人の心を、慄然とした思いで省みたい。このままでよいのかと問いかえしてみたい。』

引用元:松下幸之助著「続・道をひらく」





「自分は一人ではないんだ」「自分は生かされているんだ」という意識が大事だと思います。そうでなければ人の優しさが見えてきません。人の優しさが見えてくれば、心のぬくもりを取り戻せるし、欲からも解放されて生きやすくなると思います。


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